確定申告で提出する必要書類には、確定申告書(申告書A・申告書B)のほかに、以下のようなものがあります。
(1)源泉徴収票
源泉徴収票には、1年間に天引きされた源泉徴収税額や、1年間の給与収入額、家族に関する情報がまとめて記載されており、確定申告をする上で非常に重要な書類です。
(2)社会保険料の控除証明書
社会保険料控除を受けるためには、国民年金・厚生年金の控除証明書をはじめ、民間の生命保険料・地震保険料等の証明書の提出が必要です。
ただし、年末調整の際に勤務先へ既に提出している場合は、確定申告での提出は不要です。この場合、源泉徴収票に記載された社会保険料額に基づいて申告をすることができます。
(3)医療機関の受診の控え
医療費控除を受ける方は、医療機関を受診したことの証明になる書類を提出します。1年間の医療費の合計額を計算し、「医療費の明細書」と記載された封筒に領収書等を入れて提出します。
(4)住宅借入金等特別控除額の計算明細書
はじめて住宅ローン控除を受ける方は、建物・土地の登記謄本や売買契約書(請負契約書)の写し、耐震基準適合証明書又は住宅性能評価書の写し、借入金残高証明書をもとに、計算明細書を提出する必要があります。ただし、前年度から住宅ローン控除を受けている場合は、源泉徴収票のみの提出で十分です。
(5)株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書
株式やFX等の取引で利益・損失が出た方は、年間取引報告書や受渡計算書、年間損益計算書をもとに株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書を作成する必要があります。
(6)その他
その他に、自宅を売却して得た利益を申告する場合は、譲渡所得の内訳書(確定申告書付表見計算明細書)を提出し、個人事業などで事業所得がある方は収支内訳書の提出も必要です。
やざわ会計事務所では、中央区、渋谷区、目黒区、港区、千代田区を中心に、東京、千葉、埼玉、神奈川で、確定申告・決算書の作成等のご依頼を承っております。当事務所では、できる限り確定申告の手間を省きたい方から、将来に備えてある程度の自計化を進めていきたい方まで、さまざまな方のご相談に対応しておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
確定申告で提出する必要書類
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